第四部 Mozillaの設定

目次


第16章 Preferences - Mozillaの設定について

ここでは Mozilla の Preferences(設定)について説明します。 設定を行うには、メニューから [Edit] → [Preferences] と操作して Preferences ダイアログボックスを表示してください。

16-1. Appearance(表示)

Appearance Category
Appearanceカテゴリでは主に Mozilla の見た目に関する設定を行います。

Appearance(表示)

When Mozilla starts up, open(Mozillaが起動したときに表示)

Mozillaを起動したときに表示する機能を選択します。 通常は Navigator で良いですが、必要であれば Mail & Newsgroups などを選択してください。

Show Tooltip(ツールチップを表示)

Mozilla Navigator の Navigation Toolbar などのボタンの上にマウスのポインタを重ねておくと、小さな短冊のような形で短い説明が表示されます。 (形はプラットフォームで異なります)その表示の ON/OFFを設定します。 通常は ONで良いでしょう。

Show Web Site Icons(Webサイトのアイコンを表示)

Webサイトによってはサイトのアイコンを用意しているところがあります。 用意がされているサイトへ Mozillaでアクセスすると、URLバーの右端にそのアイコンを表示することができます。 通常は ON で良いでしょう。

Fonts(フォント)

Fonts For(言語用のフォント)

Webページの表示に用いるフォントを設定します。

フォントの設定は言語ごとに行われますので、利用する言語ごとにフォントサイズの設定を行ってください。 たとえば、日本語を主につかうならば Fonts for の右隣にある言語欄を Japanese に変更してから Proportional(プロポーショナル:文字毎に幅が異なるフォント)と Monospace(モノスペース:文字の幅が同じ。等幅フォントと呼ばれます)のフォントサイズを調整してください。

さらに Proportional で用いるフォントの種類を Serif(明朝体風)と Sans-Serif(ゴシック体風)のいずれかから選択してください。 必要ならば Serif と Sans-Serif のそれぞれに対して具体的にフォントの種類を設定してください。

Minimam font size欄は最小のフォントサイズを設定する欄です。 webページを表示する際、ここで設定されたサイズ以下の文字もこのサイズに揃えられます。

Allow documents to use other fonts(他のフォントを使用する)

上記で指定したフォンと以外のフォントをWebページで使用することを許可するかしないかの項目です。 この項目を OFFにすると、上記で設定したフォントのみを使って Webページを表示します。

Display resolution(画面の解像度)

画面の解像度を指定する項目です。

Color(配色)

Text and Background(テキストと背景)

Webページの文字とその背景色を指定します。 Webページ内で特に指定が無い場合に、この設定の色を使って表示します。 通常は変更する必要はないでしょう。

Link Colors(リンクの色)

Webページ内でリンクが設定されている部分の色とその背景色を指定します。 Webページ内で特に指定が無い場合に、この設定の色を使って表示します。 Underline links を OFFにすると、リンクが設定された部分に下線がつかなくなります。 通常は変更する必要はないでしょう。

When a web page provides its own colors and background(Webページが独自の配色と背景を提供する場合)

Webページ内で配色と背景が設定されている場合に、その配色設定を採用するか、あるいは上記で設定した配色を用いるかを選択します。 通常は "Always use the colors and background specified by the web page" のままで変更する必要はないでしょう。

View Source Window(ソースウィンドウの表示)

Webページの HTMLソースコードを表示するときに、HTMLの文法に従いキーワードなどを色分けして表示するかどうかを選択します。 通常は ONのまま変更する必要はないでしょう。

Themes(テーマ)

Theme to use(使用するテーマ)

Theme機能を使い Mozilla の見た目を変更することができます。 ここではインストール済みの Themeのリストが表示されますので、お好みの Themeを選択してください。

Languages/Content(言語/コンテンツ)

Installed content packs(インストールされているコンテンツパック)

Mozillaにインストールされているコンテンツパックの一覧が表示されます。 現在使用しているコンテンツバックを切り替えたいばあいには選択し、Mozillaを再起動します。

Installed language packs(インストールされている言語パック)

Mozillaにインストールされている言語パックの一覧が表示されます。 現在使用している言語バックを切り替えたいばあいには選択してからMozillaを再起動します。

例えば英語の状態から日本語へ切り替える場合は、まず日本語パックをインストールしておいてから "Installed language packs" にて "Japanese(Japan)"を選択し、そして Mozilla を再起動してください。 日本語から英語に戻すときも同様の手順で進め、"English(US)" を選択してください。


16-2. Navigator

Navigator Category
Navigatorカテゴリでは主に Webブラウザの機能に関する設定を行います。

Navigator

When Navigator stats up, display(Navigator起動時に表示)

Mozilla Navigator を起動したとき最初に表示するページを設定します。

Home Page(ホームページ)

ここで設定された Webページが Mozilla のホームページになります。 Personal Toolbar の [Home]ボタンをクリックした時や上記の項目で Home page を選択した場合の起動時に、この Webページを表示します。

Select the buttons you want to see in the toolbars(ツールバーに表示するボタンを選択)

Navigation Toolbar や Personal Toolbar に表示するボタンの種類を設定します。

History(履歴)

Browsing History(閲覧の履歴)

Webページへアクセスした履歴を何日分まで保存しておくかの日数を設定します。 右隣にあるボタンをクリックすると履歴を消去できます。

Location Bar History(Location Bar の履歴)

Location Bar(URLバーとも言います)は入力された URLを記憶しますが、このボタンをクリックすると記憶した URLを消去します。

Session History(セッションの履歴)

セッションの履歴は、ブラウザが表示している Webページの履歴です。 単なる History との違いは、ブラウザを起動してから後にアクセスした履歴に限られる点です。 ([Back][Forward]ボタンで行き来できる範囲です) ここでは、記録するページ数を設定します。

Languages(言語)

Webサイトによっては、同じ内容のページを幾つかの言語で記述している場合があります。 (例えば英語と日本語) その場合、Webページ内に言語ごとのリンクがあり Webページを見る人が任意の言語の Webページを選択するというように Webページがデザインされています。 しかし、ある仕組みを Webサイト(Webサーバ)側が準備している場合は適切な言語の Webページを自動的に選択して見ることができます。

Content Negotiation と呼ばれるその仕組みは、WebブラウザからWebサーバへ送られてくる要求の中に言語や文字コード情報が含まれている場合に、その情報に見合った Webページを Webサーバが選択して Webブラウザへ送信するものです。

この仕組みは、Webサーバ側が機能するように設定されていること、Webページが適切に準備されていること、そして更に Webブラウザ側でも言語情報や文字コード情報が設定されていなければなりません。 正しく設定していない場合は最も必要とするもの以外のページを受け取る可能性があります。 (例えば日本語の設定を追加していなければ、日本語のページが準備されているのにも関わらず英語のページを受け取ってしまうかもしれません)

Languages for Web Pages(Webページの言語)

Webページに利用する言語を設定します。 この情報は Webサーバに対して Accept-Language として送信され、Webサイト側で応答可能であればその言語情報を元に Webページを選択して Webブラウザに対して送信します。

言語は複数選択し、優先順位を設定することができます。 言語を追加する場合は、Addボタンをクリックして言語をリストから選択して追加してください。 言語に優先順位を設定する場合は変更したい言語を選択したのちに Move Up/Down ボタンを使って言語リストの順番を並び替えてください。

Character Coding(文字コード)

Webページに用いる文字コードを設定します。 この情報は Webサーバに対して Accept-Charset として送信され、Webサイト側で応答可能であればその文字コード情報を元に Webページを選択して Webブラウザに対して送信します。

なお、ここで設定された文字コードは Mozilla Composer で Webページを作成するときの文字コードにもなります。

Helper Applications(ヘルパーアプリケーション)

Specift which application should handle each file type(ファイルタイプごとに使用するアプリケーション)

数多くある Webコンテンツのファイルの種類ごとに、そのファイルを開くために使用するアプリケーションを設定する項目です。

Opening files(ファイルを開く)

以前にファイルのダウンロードダイアログボックスにてファイルを開くときに "Always ask before open this type of file"(このタイプのファイルを開く前に常に尋ねる)のチェックを外した設定を取り消すことができます。 つまり、ふたたび「尋ねるように」なります。

Smart Browsing

What's Related Sidebar Tab
Internet Keywords(インターネットキーワード)
Location Bar Autocomplete(Location Bar 自動補完)

URLバー(Locationバー)に入力した URLを自動的に補完します。

Internet Search(インターネット検索)

Default Search Engine(デフォルトで使用する検索エンジン)

Mozillaで利用する検索サイトのデフォルトのサイトを選択します。 ここで選択された検索サイトは、Sidebar - Searchタブを使う場合のデフォルトの検索サイトになります。 また URLバーに検索するキーワードを入力した後に右隣にある Searchボタンをクリックした場合も、このデフォルトの検索サイトを使って検索が実行されます。

Search Results(検索結果)

検索結果が得られた場合に Sidebarの Search タブを開くかどうかを設定します。

Sidebar Search Tab Preferences(Sidebar 検索タブの設定)

Sidebar の Searchタブの表示を簡易にするか詳細にするかを選択します。 簡易にするとデフォルトの検索エンジンのみを利用することになり、詳細を選択した場合はインストールされている検索プラグインを任意で選択して使用することが出来ます。

Tabbed Browsing(タブブラウズ)

Tab Display(タブの表示)

タブ表示に関する設定です。

Hide the tab bar when only tab is open(タブが一つのときタブバーを隠す)を ON にすると、タブが一枚だけの場合はタブ表示を行いません

Load links in the background(バックグラウンドでリンクを読み込む)を ON にすると、リンクに対して新しくタブを開くときにそのタブに切り替わらず、バックグラウンドでリンク先をタブに読み込みます。

Open tabs inserted of windows for(ウィンドウの代わりにタブを開く)

ウィンドウを開く代わりにタブで開くための設定です。

"Middle-click or control-click of link in a Web page" を ON にすると、マウスの中ボタンでリンクをクリックするか controlキーを押しながらリンクをクリックした場合にはタブでそのリンクを開きます。

"Control+Enter in the Location bar" を ON にすると、URLバーに URLを入力した後に Controlキーを押しながら Enterキー(リターンキー)を押した場合に、タブでそのURLを開きます。


16-3. Composer

Composer Category
Composerカテゴリでは主に Composer の動作に関する設定を行います。

Composer

Recent Pages Menu("最近のページ"のメニュー)

Composer を使って最近操作したファイルをいくつまで覚えておくかという設定です。

When Saving or Publishing Pages(ページを保存するか公開するときに実行)

Composerを使って操作したページを保存するときや、Webサイトへページを公開するときに実行する事柄を設定します。

"Retain original source formatting"(元々の形式を維持する)か "Reformat HTML source"(HTMLソースを再整形する)のいずれかを選択してください。

必要に応じて以下の項目を設定してください。

Table Editing(表の編集)

テーブル(表)を編集においてセルを挿入あるいは削除する際に表のレイアウトを維持するかどうかを選択してください。

Cascadeing Style Sheets(CSS) Editing(カスケーディングスタイルシートによる編集)

テキストへの色設定やフォントのサイズ設定などを、HTML要素とその属性で表現するかカスケーディングスタイルシート(CSS)を使って表現するかを選択することができます。 CSSを使う場合は 有効にしてください。

New Pages Setting(新しいページの設定)

Auther(作成者)

ページ作成者の名前を設定してください。

Default Page Appearance(デフォルトのページ配色)

作成する Webページに対して配色を設定するかどうかを選択してください。


16-4. Mail & Newsgroups(メール&ニュースグループ)

Mail & NEwsgroups Category
Mail & Newsgroups カテゴリでは主にメールとニュースグループの機能に関して設定を行います。

Mail & Newsgroups(メール&ニュースグループ)

General Settings(一般設定)

Select the window layout you prefer for Mail(メールウィンドウのレイアウトを選択)では、メールウィンドウのレイアウトを2タイプから選択できます。 右の例を参考にしてください。

必要に応じて以下の項目を設定してください。

When new messages arrive(新しいメールが到着したとき)に、その事をどのようにして通知して欲しいかを設定してください。 play a sound(音を鳴らす) show an alert(アラートを表示する)から選択することができます。

Mail Start Page(メールのスタートページ)

Mozilla Mailを起動したときに、Webページをスタートページとして表示するかどうかを設定してください。 ダイアルアップ環境などの常時接続でない環境では、無効にしておくほうが良いでしょう。

Message Display(メッセージの表示)

メッセージの表示に関する設定を行います。

Plain Text Messages(テキストメッセージ)

テキスト形式のメールの見え方に関する設定を行うものです。 (HTMLメールではありません)

"use this font when displaying plain text messages"(テキストメッセージの表示にこのフォントを使う) では "Fixed width font"(固定幅フォント) "Variable width font"(可変幅フォント)のいずれかを選択してください。

"Use the folowing settings when displaying quote plain text messages"(引用したテキストメッセージの表示設定)については、 "Style"(スタイル) "Size"(サイズ) "Color"(色)を選択することができます。

"When ciewing plain text messages"(テキストメッセージを表示する時)では "Wrap text to fil window width"(ウィンドウ幅に合わせて改行する) や "Display emoticons as graphics"(顔文字を画像で表示する) などの設定を行うことができます。

Languages(言語)

メールを表示する際にデフォルトとして使用する文字コードを設定します。

主に日本語を使うならば Character Coding(文字コードセット)で Japanese (ISO-2022-JP) を選択してください。

"Appley default to all messages"(デフォルトの文字コードを全てのメッセージに適用)は、通常 OFF で構いません。

Composition(作成)

メッセージの作成に関する設定を行います。

Forwarding and Replying to Messages(メッセージの転送と返信)

"Forward messages"(メッセージを転送) では、メッセージを転送するときの形式を選択します。 "As Attache"(添付ファイルとして) "Inline"(本文への引用として)のいずれかから選択してください。

"Automatically quote the original message when replying"(返信時に自動的にメッセージを引用する) では、返信時の引用形式を設定することができます。 以下のいずれかから選択してください。

Composing Messages(メッセージの作成)

"For messages that contain 8-bit characters, use "quoted printable" MIME encoding...." は、日本語など 8-bitコードを含むメッセージを送信する際にquoted printable 処理を施して送信するための設定です。 通常は OFF のままでよいと思います。

"Wrap plain text messages at [ ] characters" は、作成するメッセージの行の改行位置を設定するものです。 メッセージ受信者の環境よっては横に長い行が読みにくいこともあるなどの理由により、慣習として 72 文字程度で改行することが多いです。 (より短い改行を好む人もいます)

"Character Coding"(文字コード) はメッセージを作成するときに文字コードです。 主に日本語を使うならば "Japanese (ISO-2022-JP)"(日本語 ISO-2022-JP)を選択してください。

Send Format(送信形式)

Send Format(送信形式)

メールを送信する際の形式を選択します。 以下のいずれかから選択してください。

HTMLメールを処理しないメールソフトもありますので、送り先が HTMLメールでも大丈夫であることが判っていない場合は テキストが送信されるようにしてください。 (2番目か4番目を選択)

HTML and Plain Text Domains

この項目では、メールアドレス毎に HTML 形式とテキスト形式のどちらでメッセージを送信するかをあらかじめ設定しておくことができます。 "HTML Domains"(HTML) "Plain Text Domains"(テキスト)のぞれぞれにメールアドレスを追加してください。

Addressing(アドレス帳)

Email Address Collection(電子メールのアドレス収集)

Address Book(アドレス帳)に含まれている Collected Addresses(収集アドレス帳)は、ここの設定に従って自動的にメールアドレスを収集し、アドレス帳に登録します。 収集する対象を選択してください。

"Limit the Collected Address book to [ ] cards" では、収集するアドレスの数の上限を設定します。

Address Autocompletion(アドレス自動補完)

メッセージにアドレスを設定するとき、入力途中の内容を元にアドレス帳など検索し該当するアドレスを探し出して、入力途中のアドレスを保管します。 その検索先を設定する項目です。 "Local Address Books"(ローカルのアドレス帳)や "Directory Server"(ディレクトリサーバ) を選択してください。 ディレクトリサーバを有効にした場合は、更に LDAPサーバに関する設定ダイアログボックスが表示されます。

Labels(ラベル)

Customize Labels(ラベルのカスタマイズ)

ラベルの色を設定することができます。

Return Receipts(受信確認)

Return Receipts(受信確認)

メッセージを送信した相手の受信確認が必要であれば、"When sending messages, always request a return receipt."(メッセージ送信時に受信確認を要求する)を有効にしてください。 (但し、相手のメールソフトやその設定によっては受信確認を期待できない場合もあります)

"When a receipt arrives"(受信確認が到着したとき)は以下のいずれかを選択してください。

"When I receive a request or a return receipt"(受信確認の要求を受け取ったとき) は以下のいずれかを選択してください。


16-5. Privacy & Security(プライバシとセキュリティ)

Privacy & Security Category
Privacy & Security カテゴリでは、Webページの Form入力を支援する Form Manager やクッキーや画像の管理を行う Cookie Manager/Image Manager などを使用するかどうかの設定を行います。 暗号化通信(SSL)に関する設定もあります。

Forms(フォーム)

Form Manager(フォームマネージャ)

Form Manager を使うと HTML form に入力された内容を記録し、必要なときに記録した内容を再利用するという事ができます。

Form Managerを使用する場合はこの設定を有効にしてください。

Passwords(パスワード)

Password Manager(パスワードマネージャ)

Password Manager を使うと HTML form に入力されたパスワードを含むログイン情報を記録し、必要なときに記録した内容を再利用するという事ができます。

Password Managerを使用する場合はこの設定を有効にしてください。

Encrypting versus Obscuring(暗号化と隠蔽)

コンピュータに記録されるログイン情報などの秘密にしておきたいデータに暗号化処理を施して保護します。 マスターパスワードの機能を使ってマスターパスワードが設定されていない場合は、マスターパスワードの設定が始まります。

Cookies(クッキー)

Cookie(クッキー)の処理方法を設定します。 下記のいずれかを選択してください。

"Ask me before storing a cookie"(Cookieを受け入れる前に警告画面を表示) "Limit maximum lifetime of cookies to"(cookieの最大有効期限)を設定することもできます。

Images(画像)

Webページに含まれる画像の扱いに関する設定を行うことができます。

Image Acceptance Policy(画像の扱いのポリシー)

Webブラウザが画像を表示するかどうかを設定することができます。 以下のいずれかを選択してください。

"ask me before downloading an image."を有効にすると、画像を読み込む前に問い合わせが行われます。 (画像の数だけ問い合わせされます)

Animated images should loop(アニメーション画像の繰り返し方法)

アニメーション画像の繰り返し処理を何度行うか設定することが出来ます。 以下のいずれかを選択してください。

Master Passwords(マスターパスワード)

第16章 Preferences - Mozillaの設定について」-「16-5. Privacy & Security(プライバシとセキュリティ)」-「Passwords(パスワード)」の「Encrypting versus Obscuring(暗号化と隠蔽)」が有効に設定されている場合にマスターパスワードが必要となります。

マスターパスワードとは、Password Manager で保存したパスワード情報へアクセスするためのパスワードです。 Password Manager に保存したパスワード情報を守るために、設定するマスターパスワードは質の良いものを設定してください。

Change Master Password(マスターパスワードの変更)

設定されているマスターパスワードを変更します。

Master Password Timeout(マスターパスワードの有効期限)

マスターパスワードを必要とするタイミングや有効期限を設定します。

"The first time it is needed"(初めて必要になったとき)は、ブラウザを起動してから初めて Passwor Manager へ保存したパスワード情報を必要とする場面でのみマスターパスワードを要求されるようになります。 以降、ブラウザを終了するまで有効のままです。 保護能力としては一番低くなります。

"Every time it is needed"(必要なときに毎回)は、Passwor Manager へ保存したパスワード情報を必要とする場面で常にマスターパスワードを要求されるようになります。 一番慎重な設定です。

"If it has not been used for [ ] minutes or longer"(??分以上使用されなかったとき)は、操作されずに設定された時間が経過した場合に、マスターパスワードを再び要求するようになります。 設定される数値には小さい値を設定することをお薦めします。

Reset Master Password(マスターパスワードをリセットする)

入力したマスターパスワードやパスワード情報を削除します。

SSL(暗号通信レイヤ)

SSL Protocol Versions(SSLプロトコルバージョン)
SSL Warnings(SSLの警告)

Certificates(証明書)

Client Certificate Selection(クライアント証明書の選択方法)
Manage Certificates(証明書マネージャ)
Manage Security Devices(セキュリティデバイスマネージャ)

Validation(検証)

CRL
OCSP

16-6. Advanced(詳細)

Appearanced Category
Advancedカテゴリでは、Mozilla に関する詳細な設定を行います。

Advanced(詳細)

Enable features that help interpret web pages(Webページで有効にする機能)

Sun Microsoft の Java Plugin など Mozilla へ対応している Java Plugin を導入すると、Mozilla でも Java Applet を利用することができるよになります。 導入した Java Plugin を使用可能な状態にする場合は、この "Enable Java" 設定を有効にしてください。

ftpサイトに対して個別のログインアカウントでアクセスせずに、匿名(anonymous)でアクセスする場合のパスワードを設定することができます。 デフォルトでは Mozilla が内蔵している特定の文字列をパスワードとして送信しますが、古くからのやりかたでは自分のメールアドレスをパスワードとして送信することが求められています。 パスワードとしてメールアドレスを送信するのであれば、この設定を有効にしてメールアドレスを入力してください。

Enable features that increase Performance(パフォーマンスをあげる)

Windows版の Mozilla は高速起動モード(Quick Launch)があり、これを有効にすると Mozilla Navigator や Mail & Newsgroups などのウィンドウが即座に表示されるようになります。

これは Mozilla をメモリ上に常駐することで実現していて、タスクバーのタスクトレイ内にアイコンが表示されるようになります。 コンピュータにメモリが充分に搭載されている場合には、この機能を有効にすると良いでしょう。

Scripts & Windows(スクリプトとウィンドウ)

Enable JavaScript for(JavaScriptを有効にする機能)

JavaScriptと呼ばれるスクリプト言語の有効/無効を設定することができます。 これは Navigator(Webブラウザ) Mail & Newsgroups(メール)のそれぞれについて設定します。

Webサイトの幾つかでは JavaScriptを使ってサービスを行っていますので、そのような場面では必要です。 しかし、JavaScriptを使ったイタズラ(Webブラウザのウィンドウを何枚も繰り返し表示して事実上の操作不能状態に陥るなど)もありますので、場合によっては設定を変更したほうが良いこともあります。 あるいは以下の設定で対処できる場合もあります。

Allow web pages to(以下の振る舞いを Webページで有効にする)

JavaScriptによる幾つかの処理について、有効/無効を設定することができます。 設定を変更することによりJavaScriptを使ったイタズラを回避したりポップアップ広告などを拒否することができますが、そのために正しく動作しなくなる Webページや Webサイトサービスもありますのでご注意ください。

Cache(キャッシュ)

Set Cache Options(キャッシュの設定)

キャッシュとは、アクセスした Webぺーじをコンピュータのメモリあるいはハードディスクに保存しておいて、再び Webページへアクセスしようとするときに保存しておいた内容を利用する仕組みです。 Webページを毎回取得しなくなるため、インターネットへの回線が細い場合やネットワーク負荷が高い状況では Webページを表示するまでが早くなります。 (ネットワークのデータ転送量も減ります)

"Compare the page in the chache to the page on the network" は、キャッシュに保存されている内容と実際にネットワークの先にある実際の Webページとを比較する方法を設定するものです。 この設定にしたがって比較した結果、実際の Webページの方が新しい場合にはネットワークから Webページを取得します。

通常は "When the page is out of date" で良いでしょう。

Proxies(プロキシの設定)

Configure Proxies to Access the Internet(インターネットへアクセスするためのプロキシの設定)

企業利用などでインターネットへのアクセスにプロキシサーバを経由するような場合に設定する必要があります。

"Automatic proxy configuration" の場合は、通称 PACファイルと呼ばれる自動設定ファイルを作成する必要があります。

Netscape Navigator Proxy Auto-Config File Format(March 1996)
http://home.netscape.com/eng/mozilla/2.0/relnotes/demo/proxy-live.html

プロキシを使わずに接続するドメインを個別に設定することもできます。

HTTP Networking(HTTPネットワーク)

HTTP Networking Options(HTTPネットワークの設定)
Accept-Encoding

Software Instllation(ソフトウェアインストール)

Manage Sonftware Installations and Updates(ソフトウェアのインストールとアップデートの管理)
Update Notifications(アップデートの通知)

Mouse Wheel(マウスホイール)

DOM Inspector

Element Blinking(選択した要素を点滅するかどうか)
Invert Color(選択されたときに色を反転するか)
Sidebar(Sidebar に DOM Inspectorを追加するかどうか)

System(システム)

Windows における、ファイルタイプ関連付けの設定を行います。

Windows should use Mozilla to open these file types:(WindowsでMozillaと関連付けるファイルタイプ)
Windows should use Mozilla to handler these protocols:(WindowsでMozillaと関連付けるプロトコル)
Alert me if other applications change these settings(他のアプリケーションがこの設定を変更した場合に通知するかどうか)

16-7. Debug

Debugカテゴリには Mozilla の開発作業を行う際に使うことがある設定項目が並びます。 開発中のバージョンに存在する項目であり、幾つかのバージョンでは存在しません。 詳細は省略します。


16-8. Offline & Disk Space(オフラインとディスク領域)

Offline & Disk Space Category
Offline & Disk Space カテゴリでは、Mozilla Mail & Newsgroups のオフラインモードに関する設定を行います。

Offline(オフライン)

"When going online"(オンラインにするとき)

"When going offline"(オフラインにするとき)

Disk Space(ディスク領域)

"Disk Space"(ディスク領域)はデータ量がある量を超えたときに圧縮処理を実行するかどうかを設定します。 "Compact folder when it will save over [ ] KB"([ ]KBを超えたときにフォルダを圧縮する)


第17章 カスタマイズ

17-1. ユーザスタイルシート

ユーザスタイルシートとは

ユーザスタイルシートとは、プロファイルディレクトリ以下の chrome ディレクトリ内に外部スタイルシートファイルを置くことにより、Mozillaが表示している Webページのスタイルを上書きすることができる仕組みのことです。 更に、Mozillaの GUI を定義しているスタイルを外部スタイルシートで上書きすることも可能です。

ユーザスタイルシートの作成方法

方法は簡単です。 プロファイルディレクトリの chrome ディレクトリ内に、特定の名前のファイルとして外部スタイルシートを作成して置くだけです。

プロファイルの場所は「第13章 Profile Manager - プロファイル管理機能」-「13-5. プロファイルデータの場所」 を参考にしてください。 そこで説明されている ????????.slt ディレクトリの下に chrome ディレクトリがあり、その下に userContent.css あるいは usrChrome.css という名前のファイルとしてスタイルを記述してください。

userContent.css は Mozilla Navigator が表示する Webページと Mozilla Mail & Newsgroups が表示する HTMLメールに適用されます。 usrChrome.css は Mozilla の見た目に適用されます。

表示している Webページのスタイルを上書きする

例として、表示している Webページの行間(行の高さ)を広めにするスタイルを書いてみましょう。 chromeディレクトリの下に userContent.css というファイルを新たに作成し、それをテキストエディタで開いてから以下の内容を記述してください。 Mozillaを再起動した後にこのドキュメントなどを見ると、行の高さが変更されていることが確認できると思います。

body * {
  line-height: 2 !important;
}

次のようなスタイルだと、HTML form の送信ボタンやプルダウンボックスなどが大きくなっていると思います。

input, textarea, select, option {
  font-size: 2 !important;
}

なお、Webページ側のスタイルの記述によっては思うような結果が得られない場合があるかもしれません。 その辺りは試行錯誤で挑戦してください。

Mozilla の外観をスタイルシートで変更する

今度は Mozilla の外観をスタイルシートで変更してみます。 Windows向け ZIP圧縮ファイル版などをお使いの人は、Mozillaのディレクトリの中に res/throbber/ ディレクトリがありますが、その中には以前使われていたアニメーションGIF画像が残されています。 (1.0RC3 まではありましたが、1.0正式版では取り除かれしまいました) この画像ファイルを使って Mozilla の Navigation Toolbar の右端にある Throbber ボタンの画像を変更してみましょう。
change Throbber

chromeディレクトリの下に userChrome.css というファイルを新たに作成し、それをテキストエディタで開いてから以下の内容を記述してください。 下記の例では、Mozilla のディレクトリは C:¥Program Files¥Mozilla¥release-1.0rc2¥ になります。

Mozilla を再起動すると Navigation Toolbar の右端にある Throbber ボタンの画像が青色の画像に変わっているはずです。 Webページ読み込み時のアニメーションも青色の画像に入れ替わります。

#navigator-throbber {
  list-style-image: url("file://C|/Program Files/Mozilla/release-1.0rc2/res/throbber/anims00.gif") !important;
}
#navigator-throbber[busy="true"] {
  list-style-image: url("file://C|/Program Files/Mozilla/release-1.0rc2/res/throbber/anim.gif")!important;
}
#navigator-throbber[toolbarmode="small"] {
  margin: 0 5px 0 0;
  list-style-image: url("file://C|/Program Files/Mozilla/release-1.0rc2/res/throbber/anims00.gif")!important;
}
#navigator-throbber[toolbarmode="small"][busy="true"] {
  list-style-image: url("file://C|/Program Files/Mozilla/release-1.0rc2/res/throbber/anim.gif")!important;
}

Throbber ボタンを消してしまうこともできます。

#throbber-box {
  display: none !important;
}

以下のスタイルだと、メニューやダイアログボックスの全ての文字の大きさを変更することができます。

* {
  font-size: 18px !important;
}

スタイル適用対象を特定すれば、メニューなどだけを変更することもできます。

menu, menuitem,toolbar#PersonalToolbar {
  font-size: 18px !important;
}

以下のスタイルだと URL Bar の文字色だけを赤くことができます。

#urlbar {
  color: red !important;
}

以上のように、Mozilla の外観をスタイルシートで変更することができます。 スタイル内で用いた menu, menuitem といった XUL要素,#throbber-box や #urlbar などの ID を知るには、基本的に Mozilla の GUI を構成する chrome の中を見る必要があります。


17-2. プリファレンスファイル(prefs.js と user.js)

プリファレンスファイルとは

Mozilla の設定情報の殆どはプロファイルディレクトリ内の prefs.js という名前のファイルに保存されます。

Mozilla の設定の殆どはメニューから [Edit] → [Prefefences] と操作して表示される設定ダイアログボックスなどから設定することができます。 しかし、Mozilla にはそういった設定画面からは設定することができない - 設定画面が用意されていない設定項目が幾つかあります。 「通常は使われない」「まだ開発途中の機能に関する項目」などの理由で設定画面がないのですが、それらは prefs.js を直接変更することにより、操作することができます。

しかし、prefs.js を直接変更することは通常あまり行いません。 prefs.js と同じディレクトリに user.js という名のファイルを作成して、そのファイルへ設定情報を記述します。 Mozilla は起動するときに prefs.js を読み込んだ後、続けて user.js ファイルも読み込みます。 (そして終了するときにその設定内容を prefs.js に保存します)

プリファレンスファイルの作成方法

prefs.js および user.js ファイルは JavaScript で記述される形になっており、テキストエディタでファイルを開いて見ることができます。 プロファイルの場所は「第13章 Profile Manager - プロファイル管理機能」-「13-5. プロファイルデータの場所」 を参考にしてください。

例として、表示している Webページの文書部分をマウスで範囲選択を行ったときの背景色を設定してみましょう。

prefs.js があるディレクトリに user.js というファイルを新たに作成し、テキストエディタで開いてから下記の一行だけ記述してファイルを保存した後に Mozilla を起動してください。

user_pref("ui.textSelectBackground", "gray");

マウスで範囲選択を行った際の背景色が灰色に変更されているはずです。

この設定は設定画面などからは変更することができませんので、元に戻したい場合は Mozilla を終了してから user.js の設定を削除した後に prefs.js をテキストエディタで開き、user.jsに記述した内容を探してから削除してください。 次に Mozilla を起動したときにはデフォルトの青色に戻ります。

設定可能な項目の Preferenceキーは 「第12章 Webデベロッパ向けの機能」-「12-5. aboutハンドラ」-「about:config」をご覧ください。 なお、設定項目とその値によってはトラブルの原因となりますので、項目の意味がわからないままに設定を変更することはお奨めできません。


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