第三部 Mozillaの機能

第13章 Profile Manager - プロファイル管理機能

目次


13-1. はじめに

Mozilla Profile Manager
Mozillaは、Mozilla の設定やブックマーク、メールやアドレス帳をプロファイルという単位でセットにして扱います。自宅と会社でブックマークやメール、設定を個別に扱いたい場合にはそれぞれのためのプロファイルを作成することで解決します。


13-2. 起動と終了

Mozilla Navigator(Webブラウザ)や Mozilla Mail & Newsgroups が起動している状態では Profile Manager を起動することはできません。 Navigator や Mail & Newsgroups を終了させてから Profile Manager を起動してください。

Wiondows

Profile Manager を起動するには、スタートメニューの Mozilla フォルダの中に登録された Profile Manager を実行するか、あるいはインストールディレクトリの中にある Mozilla.exe に起動引数 -ProfileManager を付与して実行してください。

終了するには Profile Manager のウィンドウを閉じるか、Exit ボタンをクリックしてください。

Linux

Profile Manager を起動するにはインストールディレクトリの中にある ./mozilla に起動引数 -ProfileManager を付与して実行してください。

終了するには Profile Manager のウィンドウを閉じるか、Exit ボタンをクリックしてください。

MacOS X

MacOS X版では、Profile Maneger を起動する方法として以下の2通りあります。


13-3. 画面構成

画面と各部について

Mozilla Profile Manager


13-4. 基本の操作

プロファイルを作成する

  1. Manage Profile ボタンをクリックしてください。
    Create Profile 1
  2. Create Profile ボタンをクリックしてください。
    Create Profile 2
  3. Next ボタンをクリックしてください。
    Create Profile 3
  4. 新しいプロファイルの名前を入力してください。プロファイルの名前に使う文字には漢字や平仮名,片仮名などの非ascii文字は避けてください。また、既に存在するプロファイルと同じ名前を指定するのも避けてください。
    Create Profile 4
  5. 必要であれば Choose Folder ボタンをクリックしてプロファイルを作成する場所を指定してください。
  6. 日本語パックなどを導入している場合は、特定の言語/地域向けのプロファイルを作成することができます。Region Selection ボタンをクリックし、Language と Content Region を選択してください。
    Create Profile 5

プロファイルを使って Mozillaを起動する

使うプロファイルを選択してから Start Mozilla ボタンをクリックしてください。

Create Profile 6

Work Offline をチェックしておくと、起動時にオフラインモードとなります。プロファイルを作成した直後の起動は mozilla.org へアクセスしますが、ここでオフラインモードにするとそのアクセスがありません。

プロファイルの名前を変更する

  1. 名前を変更したいプロファイルを選択してから Rename Profile ボタンをクリック。
  2. 新しい名前を入力してください。

プロファイルを削除する

  1. 削除したいプロファイルを選択してから Delete Profile ボタンをクリッ]ク。
  2. プロファイル情報だけでなくデータファイルも同時に削除するかどうか問い合わせがありますので、データファイル自体も不要であれば Delete Files ボタンをクリックしてください。ファイルは残しておくのであれば、Don't Delete Files ボタンを。

手作業でプロファイルを削除する場合は、「13-5. プロファイルデータの場所」を参考にデータの実体を探して削除してください。(但し、プロファイルひとつひとつを削除してもプロファイルのリストにはプロファイルの名前が残ります。可能な限り、Profile Managerを使って削除してください)


13-5. プロファイルデータの場所

プロファイルのデータが保存される場所は各プラットフォームで異なります。プロファイルは下記の表の場所に保存されます。

プロファイルデータの場所
プラットフォーム 場所
Windows 2000/XP C:¥Documents and Settings¥<ログオンユーザ名>¥Application Data¥mozilla¥Profiles
NT C:¥Winnt¥Profiles¥<ログオンユーザ名>¥Application Data¥mozilla¥Profiles
95/98 Windowsのログオンユーザ環境をパスワードで区別する設定が...
有効の場合:
C:¥Windows¥Profiles¥<ログオンユーザ名>¥Application Data¥mozilla¥Profiles
無効の場合:
C:¥Windows¥Application Data¥mozilla¥pofiles
Me C:¥Windows¥Profiles¥<ログオンユーザ名>¥Application Data¥mozilla¥Profiles
Linux(UNIX系OS) ~/.mozilla
MacOS X ~/Library/Mozilla

上記の場所にプロファイル名と同じ名前のディレクトリが作成されます。(どのような名前のプロファイルがあるかを知るためには、Profile Manager を起動してください) 更にそのディレクトリの中に ????????.slt という書式でランダムな英数字の名前のディレクトリが作成されます。実際のプロファイルデータはその ????????.slt ディレクトリの中に保存されます。(このランダムな英数字名があるためにプロファイルへのフルパスを類推する事が簡単でなくなります。これはセキュリティの役目を果たします)

たとえば、Linux などの UNIX系OS でプロファイル名が "release-1.4-jajp" ならば ~/.mozilla/release-1.4-jajp/kzxvatcr.slt/ のようになります。

Windows2000 でプロファイル名が "release-1.4-jajp" ならば、"C:¥Documents and Settings¥tamcat¥Application Data¥mozilla¥Profiles¥release-1.4-jajp¥ogc8x2hw.slt" のようになります。

Profile Managerを使ってプロファイルを新たに作成する段階で、プロファイルを保存する場所を指定することができます。その場合は上記の表で示された場所以外になります。

Mozillaをベースとした Netscape 6 の比較的に新しいバージョンと Netscape 7 は、Mozillaと同じように上記の場所にプロファイルデータを作成します。


13-6. プロファイルデータの中身

プロファイルディレクトリには幾つかのディレクトリとファイルが作成されます。

各プロファイルディレクトリ以下に作成されるディレクトリ
ディレクトリ名 説明
Cache ディスクキャッシュファイルを保存するディレクトリです。通常はこの中を見る必要はありません。
Cache.Trash ディスクキャッシュファイルを保存するディレクトリです。通常はこの中を見る必要はありません。実際のキャッシュファイルを消去する時にのみ使用されます。
cert8.dir クライアント証明書のデータベース
chrome ユーザが選択している Theme や Languages and Content Pack の情報や、ユーザスタイルシートファイルを保存するディレクトリです。ユーザスタイルシートを作成するときには、このディレクトリへ作成します。
ImapMail IMAP Mail 用のメールアカウントを設定すると作成されるディレクトリです。IMAP Mailのデータが保存されます。通常はこの中を見る必要はありません。
Mail POP3 Mail 用のメールアカウントを設定すると作成されるディレクトリです。POP3 Mailのデータが保存されます。通常はこの中を見る必要はありません。
News Internet Newsgroup 用のアカウントを設定すると作成されるディレクトリです。Internet Newsgroup のデータが保存されます。通常はこの中を見る必要はありません。
Security Security files (Mac OSonly)
"secmod.db" , "cert7.db" , "cert8.db" , "key3.db" が保存されます。
US デフォルトの設定ファイル?
各プロファイルディレクトリ以下に作成されるファイル
ファイル名 種類 説明
ランダムな数字8桁+".s"(例えば 23436830.s) password パスワードマネージャが管理するファイルです。
ランダムな数字8桁+".w"(例えば 87364812.w) form フォームマネージャが管理するファイルです。
abook.mab address アドレス帳データベースファイル
bookmarks.html bookmark ブックマーク
cert7.db,cert8.db security クライアント証明書のデータベースファイル
cert7.db は旧形式、cert8.db は新形式
cookies.txt cookie クッキーファイル
cookperm.txt cookie クッキーを許可/禁止するサイトの情報ファイル
downloads.rdf download ダウンロードマネージャの処理データファイル
history.dat history URL 履歴データベースファイル
history.mab address 収集アドレス帳データベースファイル
key3.db security 証明書マネージャのデータファイル
localstore.rdf system 各ウィンドウの大きさや位置、その他の属性を保存するファイル
mimeTypes.rdf system MIME Typeファイル
mailViews.dat system Viewの設定項目が保存されます。デフォルトでは組み込みの"People I Know"、"Recent Mail"、"Last 5 Days"、"Not Junk"が登録されていますが、Customized で登録したものもここに登録されます。
panacea.dat mail , news Mail や Newsgroup の情報キャッシュデータベースファイル。各アカウントに対するフォルダや未読/既読情報を保存する。
panels.rdf sidebar Sidebarパネルの設定を保存するファイル
prefs.js system Mozilla の設定を保存するファイル。JavaScript で記述されている。
search.rdf sidebar Sidebar パネル内の検索プラグインタブのカテゴリファイル
secmod.db security セキュリティモジュールデータベースファイル
training.dat system ジャンクメールの学習結果が格納されるファイルです。メール情報を移行する場合はこのファイルもコピーしましょう。学習結果をダンプするための Perl スクリプトがあります。
URL.tbl form フォームデータを適用したサイトのリスト
user.js system ユーザ設定ファイル。これは Mozilla 自身は作成しないファイルで、ユーザが独自の設定を行うときに作成するファイルです。ここに記述された設定が prefs.js へ取り込まれます。
"XUL.mfl" , "XUL FastLoad File" , "XUL.mfasl" system XUL Fastload ファイル。コンパイル済みJavaScirptコードなどを含みます。
"Invalid.mfasl" , "Aborted.mfasl" system XUL Fastload に問題が発生した時に作成されることがあります。
各プロファイルディレクトリよりも上に作成されるファイル
ファイル名 種類 説明
"appreg" , "registry.dat" , "registry" system Mozillaのプロファイルに関係する情報を保存するファイル。
Application Registry system Mozillaのプロファイルに関係する情報を保存するファイル。
pluginreg.dat system 各種プラグイン情報を保存するファイル
その他のファイル
ファイル名 種類 説明
"mozver.dat" , "Component Registry" , "component.reg" system Mozillaのコンポーネントに関係する情報を保存するファイル。
MozillaUninstall.exe system Mozilla アンインストール実行ファイル(Windwowsのみ)
Mailディレクトリに作成されるディレクトリとファイル
ディレクトリ/ファイル名 種類 説明
メールアカウント名ディレクトリ ディレクトリ メールアカウント毎に作成されるディレクトリ。
Drafts , Inbox , Sent ... など拡張子が無いファイル ファイル それぞれ、下書き, 受信メッセージ, 送信済みメッセージなどの実体が保存されるファイル。
Junk ファイル Junk mailフィルタ用の設定ファイル。
junklog.html ファイル ジャンクメールコントロールのログです。
filterlog.html ファイル メッセージフィルタのログです。
*.msf ファイル メール要約ファイル。メッセージのタイトルや送受信者名などの情報だけをもつデータベースファイル。
msgFilterRules.dat ファイル メールフィルタファイル
popstate.dat ファイル
Newsディレクトリに作成されるディレクトリとファイル
ディレクトリ/ファイル名 種類 説明
ニュースアカウント名ディレクトリ ディレクトリ ニュースアカウント毎に作成されるディレクトリ。
ニュースアカウント名+".msf"(例えば news.mozilla.org.msf) - -
ニュースアカウント名+".rc"(例えば news.mozilla.org.rc) - 登録したニュースグループと既読情報
ニュースグループ名+".msf"(例えば netscape.public.mozilla.browser.msf) - ニュース要約ファイル。メッセージのタイトルや送受信者名などの情報だけをもつデータベースファイル。
hostinfo.dat - 利用可能なニュースグループの一覧情報。

13-7. プロファイルをバックアップする

プロファイル全体をバックアップしておいて後で元に戻すのは、Mozilla の仕様上かなり難しい作業です。一方、プロファイルの一部分だけ...例えばブックマークだけ、アドレス帳だけなどというような部分的なバックアップはプロファイル全体をバックアップすることに比べると比較的に簡単です。

部分的なバックアップと復元には幾つか方法があります。 しかしそのどれもが公式に認められている方法ではないことに注意してください。以降で説明する方法は、ユーザーからの寄せられた情報を元にしており、確実に処理できる保証はありません。

バックアップと復元は必ず Mozilla を完全に終了させた状態で行ってください。 また、prefs.js などのファイルをエディタで編集する場合がありますが、prefs.js は UTF-8 で記述されていますので UTF-8 に対応しているエディタを使用してください。

ブックマークのバックアップと復元
処理 手順
解説 ブックマークは Bookmarks.html ファイルひとつだけに保存されますので、このファイルだけを操作してください。ブックマークだけでなく、cookies.txt , cookperm.txt , history.dat , mimeTypes.rdf など単一ファイルで閉じていると思われるものも、同様の操作ができると思われます。
バックアップ
  1. プロファイルディレクトリにある bookmarks.html ファイルを別の場所へコピーして保存してください。
復元
  1. 保存しておいた bookmarks.html ファイルをプロファイルディレクトリにある bookmarks.html ファイルに上書きコピーしてください。
アドレス帳のバックアップと復元
処理 手順
解説 アドレス帳は abook.mab, history.mab の二つが標準で作成され、さらにユーザがアドレス帳を追加作成している場合には abook-1.mab , abook-2.mab などの名前でファイルが作成されます。更に、prefs.js 内にアドレス帳の登録情報が記録されますので、アドレス帳の実体である *.mab ファイルと prefs.js 内の登録情報の両方を操作する必要があります。LDAPサーバの設定も類似した考え方で操作できると思われます。
バックアップ
  1. プロファイルディレクトリにある *.mab ファイルを別の場所へコピーして保存してください。
  2. prefs.js ファイルを別の場所へコピーしてください。
復元
  1. 保存しておいた *.mab ファイルをプロファイルディレクトリにコピーしてください。
  2. 保存しておいた prefs.js をエディタで開き以下の4行を探し、その4行をプロファイルディレクトリの prefs.js へ書き戻してください。lastChangeNumber に対する数字は例と異なるかもしれません。
    user_pref("ldap_2.servers.history.filename", "history.mab");
    user_pref("ldap_2.servers.history.replication.lastChangeNumber", 0);
    user_pref("ldap_2.servers.pab.filename", "abook.mab");
    user_pref("ldap_2.servers.pab.replication.lastChangeNumber", 0);
    標準的なアドレス帳のみを利用して居る場合は、これで完了です。アドレス帳を追加作成している場合は以降の作業を継続してください。
  3. ldap_2.servers.TestAddressBook.filename のように ldap_2.servers から始まり末尾が filename で終わるキーの filenameの手前のキー(この場合は TestAddressBook)に着目してください。そのキーを持つ全ての ldap_2.servers 項目の行をプロファイルディレクトリの prefs.js へ書き戻してください。たとえば末尾が filename で終わるものとして以下の3行があるならば
    user_pref("ldap_2.servers.TestAddressBook.filename", "abook-1.mab");
    user_pref("ldap_2.servers.user_directory_2.filename", "abook-2.mab");
    user_pref("ldap_2.servers.user_directory_3.filename", "abook-3.mab");
    それらのキー TestAddressBook , user_directory_2 , user_directory_3 を持つ ldap_2.servers 項目の全てが該当します。
    user_pref("ldap_2.servers.TestAddressBook.description", "TestAddressBook");
    user_pref("ldap_2.servers.TestAddressBook.dirType", 2);
    user_pref("ldap_2.servers.TestAddressBook.filename", "abook-1.mab");
    user_pref("ldap_2.servers.TestAddressBook.isOffline", false);
    user_pref("ldap_2.servers.TestAddressBook.position", 3);
    user_pref("ldap_2.servers.user_directory_2.description", "テストアドレスブック");
    user_pref("ldap_2.servers.user_directory_2.dirType", 2);
    user_pref("ldap_2.servers.user_directory_2.filename", "abook-2.mab");
    user_pref("ldap_2.servers.user_directory_2.isOffline", false);
    user_pref("ldap_2.servers.user_directory_2.position", 4);
    user_pref("ldap_2.servers.user_directory_3.description", "テストアドレスブックその2");
    user_pref("ldap_2.servers.user_directory_3.dirType", 2);
    user_pref("ldap_2.servers.user_directory_3.filename", "abook-3.mab");
    user_pref("ldap_2.servers.user_directory_3.isOffline", false);
    user_pref("ldap_2.servers.user_directory_3.position", 5);
Mail と Newsgroup のバックアップと復元 - その1
処理 手順
解説 メールとニュースのデータのバックアップを取り、新しく作成した別のプロファイルへバックアップ内容を復元する方法を紹介します。
バックアップ
  1. プロファイルディレクトリ以下に作成されている ????????.slt ディレクトリのディテクトリ名 "????????.slt" をメモしておく。(後に必要となる)
  2. prefs.js , panacea.dat , localstore.rdf ファイルを別の場所にコピーして保存します。
  3. Mail ディレクトリと News ディレクトリ ImapMail ディレクトリを別の場所にコピーして保存します。
復元
  1. プロファイルを新規に作成。続いて、Mozilla を一度起動して終了。
  2. バックアップしておいた prefs.js , panacea.dat , localstore.rdf を新たに作成したプロファイルディレクトリへコピー。
  3. prefs.js 内に記述されているディレクトリ名を、バックアップの最初の手順でメモしておいたディレクトリ名に変更します。例えばメモしておいたディレクトリ名が "ijklmnop.slt" で prefs.js 内に以下のような記述があるならば
    user_pref("browser.cache.disk.parent_directory", "C:¥Documents and Settings¥mozilla¥Application Data¥Mozilla¥Profiles¥release-1.4-jajp¥¥abcdefgh.slt");
    それを次のように変更します。
    user_pref("browser.cache.disk.parent_directory", "C:¥Documents and Settings¥mozilla¥Application Data¥Mozilla¥Profiles¥release-1.4-jajp¥¥ijklmnop.slt");
    prefs.js 内にある同様の記述を全て変更してください。エディタの一括置機能を使って置換するのが簡単です。
  4. 続いて panacea.dat 内に記述されているディレクトリ名を、バックアップの最初の手順でメモしておいたディレクトリ名に変更します。注意しなければならない点は、panacea.dat は一行が 80bytes を超える場合に 78bytes ごとに ¥ サインと改行が挿入されているためにエディタの置換機能では対処できない場合がある点です。例えば以下のような場合があります。
    Drafts.msf)(81=404)(83=0)(84=)(85 =C:\\Program Files\\Mozilla.org\\mozilla\\Profiles\\release-1.4\\abcdefgh.\ slt\\Mail\\mail.mozilla.gr.jp\\\
    その場合は置換機能を使わずに手作業で変更してください。文字数が変わらないよう注意してください。
    Drafts.msf)(81=404)(83=0)(84=)(85 = C:\\Program Files\\Mozilla.org\\mozilla\\Profiles\\release-1.4\\ijklmnop.\ slt\\Mail\\mail.mozilla.gr.jp\\\

13-8. 複数のプロファイルを使う

異なるバージョンの Moizlla を一緒にインストールしておいて使い分ける場合や、あるいは Netscape 7 と Mozilla を併用する場合にはプロファイルを分ける必要があります。(詳しくは「別のバージョンの Mozilla と一緒に使いたい場合」や「 Netscape 6/7 と一緒に使いたい場合」を参照ください。)

なお、高速起動モード(QuickLaunch)を有効にして Mozilla を常駐させたまま、常駐させた Mozilla を起動するのに使ったプロファイルとは異なるプロファイルを使って Mozillaを起動するとトラブルの原因となる可能性がありますのでご注意ください。

複数のプロファイルを作成する

Profile Manager を使ってプロファイルを追加作成してください。

たとえば、通常は Mozilla 1.4 に日本語パックを導入して日本語化して使い、そこへ評価の為に Mozilla の nightly build を使おうとするならば、Mozilla 1.4 用のプロファイルとして "Mozilla-1.4-jajp" という名前のプロファイルを作り、nightly build 用には "mozilla-nightly" という具合にしましょう。 仮に nightly build を評価しているときに問題が発生してプロファイルの再作成が必要になったとしても、Profile Manager を使って "mozilla-nightly" を削除して再び作り直せば良いです。 Mozilla 1.4 用のプロファイル "Mozilla-1.4-jajp" にはなんら影響はありません。

同じ要領で、Netscape 7用に "netscape7", Mozilla 1.5a に "moz-1.5a" というようにプロファイルを作っておくと、相互に影響を与えることなく使い分けることができます。

プロファイルを指定して Mozilla を起動する方法については「プロファイルを指定して Mozilla を起動する」をご覧ください。

プロファイルを指定して Mozilla を起動する

プロファイルを指定して Mozilla を起動する方法はいくつかあります。

Profile Manager でプロファイルを選択して起動する

プロファイルが複数ある状態で単純に Mozilla を起動すると、Navigator や Mail & Newsgroups ではなく Profile Manager が起動します。プロファイルを選択して起動してください。

Mozilla の起動引数でプロファイルを指定して起動する

Windows や Linux などのようなコマンドラインから実行ファイルを指定して Mozilla を起動することができるプラットフォームでは、起動引数 -P を使ってプロファイルを指定することができます。 起動引数 -P の後に "プロファイル名" を指定してください。 例えば Windows で "mozilla-nightly" という名前のプロファイルを指定する場合は以下のようになります。(Mozilla の nightly build を C:¥mozilla¥nightlyへインストールしている場合)

C:¥>cd ¥mozilla¥nightly [Returnキーを押す]
C:¥mozilla¥nightly>mozilla.exe -P "mozilla-nightly"[Returnキーを押す]

Windows であれば、ショートカットのプロパティを開いてリンク先欄の所に起動引数を追加すると便利です。

起動するときに尋ねないようにする

複数のプロファイルを使用していると、mozilla 起動時に Profile Manager が起動し使用するプロファイルを指定しなければなりません。使用するプロファイルが決まっている場合 "Don't ask at startup" にチェックを入れプロファイルを指定して起動すると、次回以降指定したプロファイルが使用され起動時行われる使用するプロファイルの問合せが行われなくなります。

Don't ask at start

必要に応じ、起動引数(-ProfileManager)を付与した起動や起動引数でプロファイルを指定して起動することも可能です。また解除する場合は mozilla を起動し、MenuBar の Tools -> Switch Profile で Profile Manager を開き "Don't ask at startup" のチェックを外してください。

ただし、Netscape 6/7 や異なるバージョンの mozilla を同時にインストールしている場合は注意が必要です。この設定を行う前に「13-8. 複数のプロファイルを使う」をお読みください。


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